スリランカ紀行 2 (ゴール~ヒッカドゥワ)

a0015132_2183786.jpgスリランカ航空でコロンボに着くと、ライフルを持った兵士がいたるところに立っていました。スリランカはシンハラ人が7割、タミール人が約2割ですが、反政府系のLTTE(タミール・イーラム解放の虎)による政府機関や軍を対象にしたテロ活動が 昨年の秋以降活発化してきたので、警戒はかなり厳重でした。 (現在、東部・北西部には 外務省から渡航延期勧告が出されています。)

南西部の海岸地帯は、12月~3月は乾季で観光シーズンでもあるため、ヨーロッパからは次々と観光客が到着していました。日本人には、ここから1時間半のモルジブの方が人気があるそうで 日本からの観光客は少ないそうです。 

時差は イギリスから5時間半(日本からは3時間半)なので、時間だけでなく分まで変えなければなりません。



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コロンボからは、水上タクシー(といっても小型飛行機)で南へ約1時間、ゴール (Galle) という町に着きました。 ここは南部最大の町で14世紀から東方貿易で栄え、ポルトガル~オランダの植民地時代に城塞が築かれたところで、旧市街地の" Fort" は、世界遺産として登録されています。 スリランカの南西部は、2004年12月26日のスマトラ沖大地震・インド洋津波でかなり被害が大きかったところです。スリランカでは3万5千人以上の方が亡くなり、この辺りだけでも約1万5千人が亡くなったそうですが Fort では、この城壁のおかげで一人の犠牲者もでなかったそうです。
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市内は、トゥクトゥクという3輪のタクシーで移動します。 日差しの強いスリランカでは、女性はみな日傘を差して歩いています。日本以外でこの光景を見たのは初めてです。
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はじめに滞在した Amangalla は、Fortにある約140年前に建てられたオリエンタルホテルを改築したホテルで こじんまりとした中にノスタルジックな雰囲気が漂っていました。
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滞在していた26日の朝9時26分、国中で黙祷が捧げられました。 こんな日に観光をするのも気が引けましたが ガイドのMahash さんは淡々と その日の話をしながら、いろいろと案内してくれました。 

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Galle から混沌とした市内を抜けると、青い海と黄金色の砂浜がどこまでも続いています。海岸沿いに南下していくと、ビーチリゾートで有名なHikkaduwa村があります。 ちょうどそこで本願寺から寄贈された Tunami Honganji Vihara という高さ18mの立像の完成式が行われていました。 ここの近くには、被害にあった電車の車両の一部が記念に残されていましたが、なんとも痛々しい姿です。 ガイドさんは木に登って助かったといっていましたが、本当にあっという間の出来事だったそうです。
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さらに行くと、Turtle Hatchery (海亀の保護飼育施設)に着きました。ここでは、海亀の卵を保護して孵化させ、ある程度大きくなってから海に放すそうです。生まれたばかりの海亀は 本当に可愛くてペットにしたいくらいでした。

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この辺りには、ラグーンが広がっているので ラグーンを船で巡るのも人気があるそうです。マングローブの林を抜けると、静まり返った美しい水面が広がっています。夕暮れのラグーンでは さまざまな野鳥が見られ、巣に帰るコウモリや白鷺の群れが頭上を飛んで行きます。ガイドさんが蓮の花(日本のよりも小ぶりで濃いピンク色)を見つけて、ネックレスを作ってくれました。 夜、帰路につく頃には道沿いに何千という追悼のろうそくが灯されていて 美しくも悲しい光景でした。
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by halfmoon81 | 2007-02-20 04:17 | 旅行(Asia)