カテゴリ:コンサート・展覧会( 34 )

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先月、Daniel Barenboim がベートーベンのピアノソナタ(32曲)を8回のコンサートで全て弾くというシリーズが Royal Festival Hall でありました。 年齢的にも、このような試みは最後ではないかということで チケットを取るのが難しかったのですが、幸いお友達に譲ってもらい行くことが出来ました。(感謝です!)

(February 4)
Beethoven:
Sonata in C minor, No 8 (Pathétique)
Sonata in A flat, No 12
Sonata in G, No 25
Sonata in A, No 28

最初のコンサートでNo 1を、最後のコンサートでNo 32を弾く以外は順不同です。
今回は、有名なPathetique(悲愴)で始まりました。最初の音から引き込まれ、あっという間(?)に終ってしまった感じがしました。技術的には中級者でも弾ける曲でありながら、とてもドラマティックな構成のこの曲、彼の繊細な音のコントラスト、絶妙なリズムは誰にも真似の出来ない芸術だと思いました。(いい加減に弾いている娘に聴かせたかったです、、、) 音大生でしょうか、分厚い楽譜を見ながら聴いている若者達がいました。 世界一流の演奏家のコンサートで勉強できるなんて恵まれていますね。

バレンボイムは、指揮者としても有名ですが イスラエル国籍ながらパレスチナ諸国との友好関係を築いており、音楽を通して平和活動にも貢献していることで知られています。
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娘の学校の池で昨年生まれた白鳥の子供が ずい分成長しました。 
人懐こくて とても可愛いです。
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冬眠している間(?)に ロンドンはすっかり春の気配。。。
まだ風は冷たいのですが、日差しは日々春めいて夕方6時過ぎまで明るいので コンサートなど夜の外出が楽しい季節になってきました。

冬眠中 読んだ本の中で印象に残ったのは、梨木果歩さんの "春になったら苺を摘みに" です。 タイトルに惹かれて買ったのですが、梨木さんがイギリスの地方都市に滞在なさった時の素敵なエッセイです。感性の鋭い筆者の切れのいい文章は流石です。

勉強関係で読まなければならなかった リチャード ドーキンスの"The God Delusion "( 神は妄想である)。この本では宗教(主にキリスト教)に対しての疑問等が科学者らしい見地から書かれていますが、私は逆説的に神の存在を認めているのかもしれないと思いました。(詳細は長くなるので改めて。)

3月は日本人にとって旅立ちの季節でもありますね。 
今年は、私と同じ頃ロンドンにいらした方達が3~4年の駐在期間を経て帰国なさるケースが多く送別会が続きます。 今はメールもあるし日本でも会えるのですが、同じ時期に海外に来ていろいろと助けられながら、共通の時を過ごすことができて とても感謝しています。 
お引越しやお子さんの学校の事などいろいろと大変ですが、どうぞお疲れがでませんように。

a0015132_4242241.jpg先日、LSO St Luke's の五嶋みどりさんのリサイタルに行きました。 ここは、バービカンホールの近くの教会を改装したサロンのようなホールで こんなにこじんまりとしたところで彼女の演奏が聴けるなんてとてもラッキーでした。(同じ日に 葉加瀬太郎さんのロンドンデビューリサイタルもあったようです。)
 
真近でみる彼女が、実年齢よりもずっと年上に見えたのは、いろいろ大変な経験を乗り越えてきたからだろうな、と思いました。 私はリサイタルで彼女の最初の音を聞くと 毎回泣きそうになってしまいます。 慈しみ深いオーラのようなものが音と一緒に 会場にふわ~っと広がるような感じがするからです。 一流のバイオリニストを聴きに行くと、まず激しさ(情熱ともいえるのですが)を感じるのですが、彼女はそれを超えた優しさに溢れていると思います。

a0015132_5124330.jpgDVORAK: Four Romantic Pieces
SCHNITTKE: Sonata No 1
SHOSTAKOVICH: Preludes
BEETHOVEN: Sonata for Violin and Piano No 9 in A, Op 47 ('Kreutzer')
アンコール クライスラー Preludes

" I know from my own experience that the presence of the arts is indispensable to the well-being of any individual."  Midori
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今年も いろいろなコンサートに行きましたが、心に残ったコンサートをいくつか書き留めておきたいと思います。

2年前、ブレンデルのピアノリサイタルを最後に改装中だったRoyal Festival Hall が無事にオープンしました。 テムズ川沿いのテラスバルコニーが広くなり、休憩時間は外に出ることも出来て快適な空間になりました。 不味いカフェテリアしかなかったので夕食時にはいつも苦労していましたが、今度はping pong (飲茶)やル・パン・コティディアン(カフェ)などお洒落なレストランが出来てとても便利になり嬉しいです。
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       (テラスバルコニーの端にある 期間限定の不思議なオブジェ)

以下のコンサートはすべてRoyal Festival Hall にて。
バービカンホールは不便だしあまり奇麗ではないので、足が遠のきそうです。

a0015132_2162256.jpgAlfred Brendel Recital (June 14)

Haydn Piano Sonata in C minor, Hob.XVI/20
Beethoven Piano Sonata in A flat, Op.110
Schubert 4 Impromptus, D.935 - No.1 in F minor; No.3 in B flat major
Mozart Piano Sonata in C minor, K.457

RFHのオープニングコンサートはまた、ブレンデルでした。
76歳という高齢にもかかわらず、長時間のリサイタルをこなすのは並大抵の努力ではないと思います。確かに技術の面ではピークを過ぎていますが、名ピアニストとしての長いキャリアと経験は聴衆を感動させてくれます。 残念なことに、来年で引退するそうで 生演奏を聴けるのもあと僅かのようです。

Maurizio Pollini & LPO (October 3)

(Conductor Kurt Masur)
Beethoven Piano Concerto No.5 (Emperor)
Shostakovich Symphony No.5 in D minor

10月には ポリーニとLondon Philharmonic Orchestra の皇帝を聴きに行きました。 何度聴いても名曲は飽きることがなく、聴くたびにその素晴らしさに魅了されます。
ポリーニは60代後半だと思いますが、1年ぶりに見た彼は急に老けたような印象を受けました。ピアニストも高齢になると一人のリサイタルよりは、コンチェルトの方が聴き応えがあるような気がします。余裕と貫禄でオーケストラを引っ張っていく迫力は、流石だと思いました。

Nikolai Lugansky & Philharmonia Orchestra (October 11)

(Conductor Charles Dutoit)
Debussy Jeux
Ravel Piano Concerto for the Left Hand
Debussy Images for orchestra
Rabel La Valse

シャルル・ドゥトワの指揮が素晴らしいのはもちろんのこと、若いピアニスト ニコライ・ルガンスキーのラベルがとても印象に残りました。 左手だけで弾くこのコンチェルトを、気負うことなく 軽やかに演奏していて思わず引き込まれました。 今度は彼のリサイタルに行ってみたいです。

☆ Mitsuko Uchida & Chamber Orchestra of Europe (November 5)

Mozart Piano Concerto No.19 in F, K.459
Strauss Metamorphosen
Wagner Siegfried Idyll
Mozart Piano Concerto No. 20 inD minor, K.466

内田さんの弾き振りは、いつみても神業のようです。 美しい音色と凛とした演奏にとても感動しました。音楽を愛して止まないといった雰囲気で、聴衆までも幸せな気持ちにしてくれるのが 彼女の素晴らしさだと思います。

☆ Radu Lupu & Philharmonia Orchestra (December 2)

(Conductor Riccardo Muti)
Beethoven Overture, The Consecration of the House
Schumann Piano Concerto in A minor
Mussorgsky, arr. Rabel Picture at an Exhibition

1972年のこの日、リッカルド・ムーティがフィルハーモニア・オーケストラを指揮して ロンドンデビューを果たしたそうです。 今日はその35周年記念公演ということで、豪華なラインナップでした。 私の大好きなシューマンのピアノコンチェルトを Lupuが情感を込めて弾いていて、感激でした。 ムーティの指揮は観ているだけでも絵になります。
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先週、Maxim Vengerov のコンサートに行きました。
今回は、UBS Verbier Festival Chamber Orchestra との共演です。 このオーケストラは、UBSのサポートで 17歳~29歳までの若い演奏家を世界中から集めて 2000年に結成され 2005年にデビューしたそうです。

Mozart Violin Concerto No.2 in D major
Shostakovich arr. Barshai Chamber Symphony in Cminor
Op 110
Mozart Sinfonia Concertante in E flat major K364
Mozart Violin Concert No.4

若いメンバーのオーケストラを上手くリードしながら とても楽しそうにヴァイオリンを弾くヴェンゲロフが印象的でした。 このオーケストラ、溌剌としていて レベルの高い演奏を聞かせてくれました。

2曲目のショスタコヴィッチは、先月亡くなった世界的に有名なチェリスト ロストロポーヴィチに捧げるということで、ヴェンゲロフが指揮をしました。 ヴェンゲロフにとって、ロストロポーヴィチは 音楽だけでなく人生の師(メンター)であり、musical priest であり、15年間に渡り彼の教えを受けられた事は 自分にとって最高の幸せだと思う、と言っていました。

休憩をはさんで、今回一番楽しみにしていた Mozart の Sinfonia Concertante の前にヴェンゲロフのスピーチが。 実は右手を傷めていて ドクターストップがかかっているので、代わりに コンサートマスターのMayumi Seiler さんが弾くとのこと。 ヴィオラの Lawrence Power の音がメローで素晴らしかっただけに ヴェンゲロフとの掛け合いが聴けなくて残念でした。 結局 3曲は、ヴェンゲロフが指揮をするというコンサートになってしまいましたが 最後にサイン会があり、夫に呆れられながらも列に並び サインとツーショットの写真まで撮る事ができてhappy な夜でした。
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Coriolanus directed by Yukio Ninagawa
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最近は晴天が続き、昼間ならコートもいらないくらい暖かいです。
このまま、暖かい春に向かうといいですね。

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5日は、キーシンのコンサートに行きました。 9月にはLondon Symphony Orchestra との シューマン、モーツアルトのピアノコンチェルトを聞きに行ったのですが、彼にしては珍しく??という演奏でした。 彼のコンサートにはいつもピアノの先生(アンナ・カントール先生、83歳?)とお母さんが ペアで来ているそうですが、9月の時はその先生の具合が悪かったので、彼の調子が悪かったのでは、と言われていました。 今回は、私達の前の列に先生とお母さんがいらしたので大丈夫でしょう。 この先生、すごいオーラを放っている方でした。

曲目は
Schubert  Sonata in E flat major, D568
Beethoven  32 Variations in C minor, WoO 80
Brahms  Six Pieces, Op.118
Chopin  Andante spianato & Grande polonaise brillante, Op.22

アンコール   List 愛の夢、Chopin 子犬のワルツ 他3曲

私は音楽に詳しくないので、コンサートの感想といってもたいしたことは書けませんが 相変わらず完璧なテクニックとパワフルな演奏でぐいぐい聴衆を引き込んでいくキーシン、スピードを自由自在にコントロールしながら、スローテンポの曲では音のひとつひとつを確かめながら弾いている様子はとても印象に残りました。 最後のポロネーズは、彼の本領発揮といったところでしょう。聞いているうちに、背中がゾクゾクしてきました。アンコールは ポピュラーな曲を彼のカラーに染めて弾いてくれて、最後はスタンディングオベーション、割れるような拍手の中 何度も丁寧にお辞儀をしていました。 演奏者にとっても聞きにきた人にとっても 幸せな時を共有でき、会場が感動で満たされる瞬間が 私はとても好きです。 それにしても先生、一度も拍手しないで厳しい表情で聞いているのが印象的でした。 

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翌日6日は 同じくバービカンホールでのモーツアルトピアノコンチェルトシリーズ、内田光子さんと London Symphony  Orchestra のコンサートを聴きに行きました。
指揮は Sir Colin Davis, 今回はバービカン25周年記念コンサートで エリザベス女王も聞きにいらしていたそうです。

曲目は
James MacMillan   Stomp (World premiere)
Mozart   Piano Concerto No 21, K467
Tchaikovsky   Symphony No 4

内田光子さんは、指揮者やオーケストラとの息もぴったりで 淡々とした雰囲気の中にも情熱を秘めて 素晴らしいモーツアルトを聞かせてくれました。まさに武士の風格でした。彼女自身はインタビューで、自分は日本人だということを意識したことはないとおっしゃっていましたが 彼女の活躍は、私達としては やはり嬉しく感じます。 

a0015132_6173940.jpgそれにしても、今シーズンよく使われていたこの写真は ムンクの叫び?!
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暖冬傾向だったロンドンも、今週からぐっと気温が下がりました。
娘の学校も冬休みに入り、大荷物と学校で作ったクリスマスケーキを持って帰ってきました。 イギリスのクリスマスケーキ、中はかなりヘビーなフルーツケーキで外側は厚さ1cmぐらいのアイシング(&マジパン)で固められているので重量があります。その上には、それぞれ好きなデコレーションをするのですが、娘はテディーベアと柊を飾りに作りました。 思ったより甘くなくてなかなか美味しいので、ミルクティーによく合います。
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先日、ロイヤルバレエのThe Sleeping Beauty を見に行きました。
評判の良い舞台でしたが、期待以上に素晴らしくて夢見心地でした。舞台の背景や衣装が本当に素敵で、一つ一つの場面がそのまま絵画になりそうな美しさでした。オーロラ姫を演じた Marianela Munez (from アルゼンチン)はとても華麗で優雅なダンサー、王子役のThiago Soares(fromブラジル)の跳躍も素晴らしかったですし、日本人のダンサーが4人も出ていました。 ブルーバードのペアのKura Kenta & Choe Yuhui (日本育ちの韓国人)、そしてFairy と Cavalier のKobayashi Hikaru & Hirano Ryoichi さん。 ロイヤルバレエやロイヤルオペラは、国籍を問わず優れた人達をどんどん起用するので これから日本人の活躍の場も広がるのではないでしょうか。

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昨年同様、ロイヤルバレエのThe Nutcracker も見に行きました。 この秋 突然 熊川哲也さんのKバレエ カンパニー に移籍した吉田都さん、そしてこれからの活躍が楽しみな佐々木陽平さんが出演していました。 Sleeping Beanty に比べると、お子様向けという感じですが 格調高い舞台と何度聞いてもあきないチャイコフスキーの音楽は、ヨーロッパのクリスマスシーズンには欠かせないものでしょう。 素敵なドレスを着た子供達がたくさん見に来ていましたが、皆お人形のようでした。(写真が撮れなくて残念です!)

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ロンドンでは、ロシア人のスパイ毒殺事件や連続女性殺人事件など 物騒な事件が最近続いていますが、今年も無事に過ごせたことに感謝しています。
 
今年も、実生活とブログで、様々な新たな出会いがあり 楽しい一年でした。 
本当に いろいろな方々に支えられていることを実感しています。 
このような拙いブログに、いつも暖かいコメントを有難うございます。

明日から しばらくロンドンを離れますが、皆様 素敵なクリスマスとよいお年をお迎え下さい。
来年も 素敵な年になりますように。
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毎年、この時期に気がかりなのがクリスマスカードのこと。
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年賀状の代わりにたくさん出さなければならないのですが、クリスマス前に届くように締め切りがあります。日本向けは、12月11日まで。 ただいま焦って書いている最中で、ブログを書いている時間はないのですが、私は、追い詰められると急に違う事がしたくなってしまう変な癖があります。学生時代も試験中に部屋の大掃除をしたりしていました、、、
(今年のクリスマス切手は、Tatsuro Kiuchi さんというグラフィックデザイナーの作です)
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11月終わりに、今年2回目のマキシム・ベンゲロフのコンサートに行きました。 今回は、ピアノ(Lilya Zilberstein) とチェロ(Alisa Weilerstein)とのトリオでした。 曲目は
ショスタコヴィッチ Piano Trio No.2 in E minor, Op.67
チャイコフスキー Piano Trio in A minor, Op.50

ピアノとチェロの迫力ある女性達に囲まれて、ベンゲロフのヴァイオリンがおとなしく聞こえる場面もありましたが、さすがにソロになると 相変わらず 超絶技巧で艶やかな音色を聞かせてくれました。 2曲めの終盤に差し掛かった時、アクシデントが、、、 バシッという音と共にチェロの弦が切れてしまいました。 チェリストは手を振りながら、さっさと退場。ヴァイオリンとピアノで切りのいいところまで演奏して二人も退場。 約15分後に 三人でにこやかに舞台に出てきて、途中から演奏を始めました。 チェリストは はじめはかなり動揺していたようですが、ベンゲロフの余裕の対応で 無事に乗り切りました。 ベンゲロフ、32歳とは思えない貫禄でした!
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印象深かったコンサートがもうひとつあります。
マルタ・アルゲリッチ (Martha Argerich)、シャルル・デュトワ (Charles Dutoit) を迎えてのRoyal Philharmonic Orchestra の60周年記念コンサートです。 Royal Albert Hall は、夏のProms が開かれることでも有名で、建物自体は素敵なのですが、空間が広すぎて クラシックコンサートにはあまり向いていないのではないかと思います。 そして、素晴らしいゲストなのに全く宣伝をしていなかったので 7割くらいしか入っていなくてもったいない!曲目は
シベリウス  カレリア組曲
ラヴェル    ピアノコンチェルト G major
リムスキー=コルサコフ  シェヘラザード

a0015132_10202519.jpg元夫婦だった二人の初共演(48年前)の時のラヴェルの曲、デュトワの指揮も素晴らしかったですし、アルゲリッチは自由自在に美しい旋律を奏でていました。
 
60代半ばだそうですが、内田光子さんと共に まだまだ活躍できるピアニストだと思いました。
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今日から7月、、、今年も早 折り返し地点ですね。

先月もいくつかコンサート等に行きましたが、一番印象に残っているのは 市川海老蔵の歌舞伎公演です。 一昨年の10月、パリまで襲名披露公演を見に行きましたが 念願がかなって 今回 ロンドン公演の運びとなりました。 演目は、藤娘かさねでした。
海老蔵が女踊りを披露するのは珍しいですが、仕草や視線などはとても研究したのでしょう。時々、どきっとするほど艶っぽかったです。
かさねは 怪談もので有名ですが、色男で悪役の与右衛門を海老蔵が、相手(かさね)役を市川亀治朗がそれぞれ熱演し、とても素晴らしかったです。 何度もカーテンコールがあり、隣のイギリス人のおば様達は "beautiful!" を連発していました。 7月7日からは歌舞伎座で、玉三郎と泉鏡花の作品を演じるので楽しみです。
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さて、 6月26日から ウインブルドン テニストーナメント が始まりました。
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昨日は、杉山愛とマルチナ・ヒンギスの試合があり、BBCでずっと放送していました。 かつて天才少女といわれたヒンギス(1997年に優勝)、一度引退して最近復活したようですが 調子はいまひとつで、杉山選手が勝ちました。 この調子で頑張ってほしいです。 今年から、ウインブルドンで着用される審判などのユニフォームがラルフローレンのデザインに変わりました。昨年までのモスグリーンに代わって、水色と白で爽やかなイメージです。

a0015132_930133.jpgBBCのコメンテーターのジョン・マッケンロー、すごく歳をとったように見えます。去年はクリス・エバートも出ていましたが、皺だらけでショック。 私が学生時代テニスをしていた頃は、アイドル選手だったのに。。。 こんな時、自分の歳を自覚してしまいます(!)

娘の学校は 今日から夏休み。
イギリスの学校も無事2年目を終え、すっかり学校に馴染んだ様子です。 
卒業まで あと4年ありますが、過ぎてみればあっという間かもしれません。 次回のワールドカップの年(2010)ですが、どこの国で観ているのかな。。。 前回はアメリカで観ていましたが、全然盛り上がりませんでした (アメリカの人気スポーツは 野球、アメフト、バスケでしたから。)

今日は イングランドとポルトガルの試合があるので、楽しみです!
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久しぶりに広がった青空の下、ガーデン・デザインのクラスメート達と The Chelsea Flower Show に行きました。 こんなにたくさんの種類の植物を一度に見られるのは 年に一度とあって、すごい混雑ぶりで 前売りのチケットも全て売リ切れだそうです。

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インテリア・デザインのクラスもそうなのですが、興味本位の私以外は 真剣にプロを目指して勉強しているイギリス人がほとんどなので 皆写真を撮る以外にも ガーデン・デザイナーに質問したり、スケッチやメモをとったりと熱心です。(そういえば、レポートを書く宿題がありました、、、)

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去年に比べて、今年は広い面積の水を使ったお庭や、トロピカルな雰囲気のお庭が多い印象を受けました。 相変わらず、イギリスのカントリーコテージ風、地中海風、フランスのカントリー風のお庭は人気があります。インテリア・デザインと同様 コンテンポラリーなデザインのお庭も増えてきましたが、 人工的なデザインと植物が調和していない感じがして あまり好きではありませんでした。

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数時間歩き回り続けてくたくたになったので、キングス・ロードでお食事をすることになりました。 通りかかったお店の前に、お花でできた綺麗なハイヒールが飾ってありました。こんな靴、履いてみたいな。

夜、9時を過ぎても明るいロンドンは これから夏までが一番いい季節です。 今年は天候不順なのですが 今日のようなお天気が続いてほしいと 切に思います。

 
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a0015132_3575947.jpg先日、ロシア人のピアニスト ソコロフのコンサートを聞きに行きました。
彼は16歳の時 チャイコフスキーコンサートで優勝(40年前)、若い頃は 日本でもコンサートをしていましたが、最近は健康上の理由からか ヨーロッパでしかコンサートをしないようです。

コンサート会場は、かなり薄暗く(彼の希望だそうです)、バッハ の French Suite No.3 BWV814 で始まりました。 ピアノではなく、ハープシコードのような音で弾き続けたので驚きました。 次のベートーベン Sonata in D minor, Op.31, No.2 は、こんなにも多彩な表現ができるのかと思うほど、質感の違う音で弾いています。ピアニッシモを羽のように軽やかに弾いたと思うと 重厚なフォルテがお腹に響いてきます。 休憩を挟んで、シューマン の Sonata in F sharp minor, Op.11 を 楽章ごとに様々な情感豊かに弾きこなし、会場も心地よい緊張感と感動に包まれていました。 
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プログラムが終わると、割れるような拍手の嵐。 淡々と、でも気が付いたら6曲もアンコールで弾いてくれました。 中でも、ショパンの幻想即興曲は素晴らしかったです。

ピアニストにもいろいろなタイプがいますが、彼は哲学者タイプというのでしょうか。
華やかさはありませんが、研究し拘り尽くした演奏を聞かせてくれます。
心にずーんと来る感じは初めての体験でした。



a0015132_444482.jpg予定していなかった Yundi Li (ユンディ リー)のコンサートにも行ってきました。
彼は 2000年のショパンコンクールに18歳で優勝、まだ23歳です。 
日本ではクラシック界のキムタクなどと言われていますが、見る角度によっては似ているかも、、、ヘアースタイルが ロングバケーション(もう10年前!)の頃の木村君に似ていました。 そういえば、ドラマの中で 彼も瀬名君というピアニストの役でしたね。久保田利伸の主題歌も懐かしいな。。。

a0015132_451251.jpgMozart   Sonata in C, K330
Schmann  Carnaval Op.9
List       Sonata in B minor G.178
Chopin    Andante spinato et Grande Polonaise Op.22

若さ溢れる、エネルギッシュな演奏で 楽しませてくれました。 後半のList, Chopin は本領発揮といったところでしょうか。 アンコールでは、いつも弾く中国の曲を楽しそうに弾いていました。 東洋系の若い女性が多かったので、中国でも人気なのでしょう。
ショーマン精神に溢れている彼、これからどんなピアニストになっていくのか 楽しみです。
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