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# by halfmoon81 | 2013-03-03 19:49
しばらく 旅行の記事以外投稿していませんでしたが、その間に自分の中で何かが変わったような気がします。上手く表現できないのですが 価値観の変化?そんな大したことではなくて 自分の気持ちを素直に受け入れられるようになり、時には開き直れるようになったような、、ある意味オバサン化してしまったのでしょう。

そして これは、海外生活が長い日本人化=帰国子女化 してきたということなのかもしれません。若い帰国子女ならともかく Middle Age になってからの帰国子女化ってどうなんでしょうか。英語が上達する訳でもなく、永住組(夫が現地の人だと駐在組と区別してそう呼ばれることが多いのです)になんてなりたくない、と帰国子女化を否定してきた私ですが 気がつけば海外生活10年になり、家族の半分は外国人なのだから 自分でも気がつかないうちに順応してきたのに 自分ではそれを認めたくなかったのかもしれません。

更年期や娘の大学受験などが重なり かなり疲れてしまいましたが、今年になって徐々にトンネルの中から抜け出しつつあるのを感じられるようになってきました。

これからも よろしくお願い致します^^
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# by halfmoon81 | 2010-03-12 23:16
春の嵐のような風と雨が吹き荒れ、咲きかけていたマグノリア(モクレン)の花を散らしてしまいました。こちらでは桜の季節はまだ先ですが、膨らみかけた蕾が心配です。
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この春ロンドンを離れる友人達と いくつかのホテルのアフタヌーンティーに行きました。
お値段が高めなわりには それほど美味しくないし、3時~6時という中途半端な時間も主婦には不便なことが多いので ロンドンに住んでいるとわざわざアフタヌーンティーに行く事は少ないです。でも 時々、優雅な雰囲気を味わうのには、ピッタリだと思います。

お紅茶は種類が多くて 選ぶのに迷ってしまうほどです。 お紅茶の前にシャンペンがつくコースもあります。サンドイッチ・スコーン・ケーキの順ででてくるのが一般的で、それぞれお代わりは自由です(といってもそんなに食べられないのですが。)
ホテルのアフタヌーンティーは観光客にも人気があるので、必ず予約した方がいいと思います。

私的に気に入ったベスト5(ホテル編)を。 (2008年春)

1.Claridges Hotel (最寄り駅 Bond St)

こじんまりとしたホテルですが、場所柄エレガントな人が多く 雰囲気も落ち着いていて寛げます。サンドイッチとスコーンが美味しかったです。
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2.The Berkeley Hotel  (Knightsbridge)

ここでは、PRÊT-À-PORTEA  というファッションをテーマにした可愛いスイ−ツがたくさんでてきます。スコーンのかわりにオードブル盛り合わせが出てきて これも美味しかったです。(サンドイッチは普通) 余ったスイーツは、可愛い箱に入れてお土産にしてくれるので 日本人好みだと思います。
カジュアルな感じのアフタヌーンティーです。
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3.  The Dorchester Hotel   (Hyde Park Corner)

イギリス的な重厚さならドーチェスター(2時間限定)、すっきり洗練された感じならレインズボローという感じです。 どちらもサービスがしっかりしていて、お紅茶が美味しかったです。
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4.  The Lanesborough Hotel    (Hyde Park Corner)

5.Petersham Hotel (Richmond)

ロンドンの中心部(セントラル)からは少し離れますが、リッチモンドの丘の上のホテルから テムズ川とその周辺に広がる自然の美しい景色を見ながらの優雅な時間は イギリスでのよい想い出になると思います。 ロンドン郊外には様々なマナーハウスがあり、そこでのアフタヌーンティーも素敵なのですが 行くのに時間がかかります。 ここなら、Tubeとタクシーで気軽に行かれますし ランチもなかなかですので、お天気のよい日にお勧めです。
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ホテル以外にも、美術館やデパートのティールームで アフタヌーンティーは出来ますが、当たり外れが大きいので はじめはクリームティー(紅茶&スコーン)にしておいた方が無難だと思います。
# by halfmoon81 | 2008-03-12 05:46 | 英国生活
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先月、Daniel Barenboim がベートーベンのピアノソナタ(32曲)を8回のコンサートで全て弾くというシリーズが Royal Festival Hall でありました。 年齢的にも、このような試みは最後ではないかということで チケットを取るのが難しかったのですが、幸いお友達に譲ってもらい行くことが出来ました。(感謝です!)

(February 4)
Beethoven:
Sonata in C minor, No 8 (Pathétique)
Sonata in A flat, No 12
Sonata in G, No 25
Sonata in A, No 28

最初のコンサートでNo 1を、最後のコンサートでNo 32を弾く以外は順不同です。
今回は、有名なPathetique(悲愴)で始まりました。最初の音から引き込まれ、あっという間(?)に終ってしまった感じがしました。技術的には中級者でも弾ける曲でありながら、とてもドラマティックな構成のこの曲、彼の繊細な音のコントラスト、絶妙なリズムは誰にも真似の出来ない芸術だと思いました。(いい加減に弾いている娘に聴かせたかったです、、、) 音大生でしょうか、分厚い楽譜を見ながら聴いている若者達がいました。 世界一流の演奏家のコンサートで勉強できるなんて恵まれていますね。

バレンボイムは、指揮者としても有名ですが イスラエル国籍ながらパレスチナ諸国との友好関係を築いており、音楽を通して平和活動にも貢献していることで知られています。
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娘の学校の池で昨年生まれた白鳥の子供が ずい分成長しました。 
人懐こくて とても可愛いです。
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冬眠している間(?)に ロンドンはすっかり春の気配。。。
まだ風は冷たいのですが、日差しは日々春めいて夕方6時過ぎまで明るいので コンサートなど夜の外出が楽しい季節になってきました。

冬眠中 読んだ本の中で印象に残ったのは、梨木果歩さんの "春になったら苺を摘みに" です。 タイトルに惹かれて買ったのですが、梨木さんがイギリスの地方都市に滞在なさった時の素敵なエッセイです。感性の鋭い筆者の切れのいい文章は流石です。

勉強関係で読まなければならなかった リチャード ドーキンスの"The God Delusion "( 神は妄想である)。この本では宗教(主にキリスト教)に対しての疑問等が科学者らしい見地から書かれていますが、私は逆説的に神の存在を認めているのかもしれないと思いました。(詳細は長くなるので改めて。)

3月は日本人にとって旅立ちの季節でもありますね。 
今年は、私と同じ頃ロンドンにいらした方達が3~4年の駐在期間を経て帰国なさるケースが多く送別会が続きます。 今はメールもあるし日本でも会えるのですが、同じ時期に海外に来ていろいろと助けられながら、共通の時を過ごすことができて とても感謝しています。 
お引越しやお子さんの学校の事などいろいろと大変ですが、どうぞお疲れがでませんように。

Spring is in the air_a0015132_4242241.jpg先日、LSO St Luke's の五嶋みどりさんのリサイタルに行きました。 ここは、バービカンホールの近くの教会を改装したサロンのようなホールで こんなにこじんまりとしたところで彼女の演奏が聴けるなんてとてもラッキーでした。(同じ日に 葉加瀬太郎さんのロンドンデビューリサイタルもあったようです。)
 
真近でみる彼女が、実年齢よりもずっと年上に見えたのは、いろいろ大変な経験を乗り越えてきたからだろうな、と思いました。 私はリサイタルで彼女の最初の音を聞くと 毎回泣きそうになってしまいます。 慈しみ深いオーラのようなものが音と一緒に 会場にふわ~っと広がるような感じがするからです。 一流のバイオリニストを聴きに行くと、まず激しさ(情熱ともいえるのですが)を感じるのですが、彼女はそれを超えた優しさに溢れていると思います。

Spring is in the air_a0015132_5124330.jpgDVORAK: Four Romantic Pieces
SCHNITTKE: Sonata No 1
SHOSTAKOVICH: Preludes
BEETHOVEN: Sonata for Violin and Piano No 9 in A, Op 47 ('Kreutzer')
アンコール クライスラー Preludes

" I know from my own experience that the presence of the arts is indispensable to the well-being of any individual."  Midori